発達障がい者としての生活の変化
コロナの影響以上に生活が変わったことがある。
大人と呼ばれ始める年を過ぎて、ずいぶん時間をかけて判明したこと。
自身が定型発達者ではなく、発達障がいを持っていたことだ。
まず自身のことを可能な限り説明すると、診断名が二つある。
二つ目がASD(自閉スペクトラム症)。主にコミュニケーションや空気を読むことが苦手。
この発達障がいの診断が下されたのは数年前のこと。
前職で度重なる失敗により、自己都合退職。精神を病んで近場の精神科を受診したことがきっかけだ。
心理発達検査を受けて、医師との会話を通して具体的になっていく症状。
これまでにも心当たりは十分あったことが、現実になっていく。
時間をかけて判明したことが、以上の内容だ。
それからの生活の変化が、お題として求められるこの「1年」の対象範囲内になる。
月1カ月の通院。就労支援事業所への通所。パソコンやビジネススキルの学習。
「健常者」だと思っていたこれまでから、「発達障がい者」としてのこの1年。
生きる世界が変わったような感覚を味わった1年だ。
そしてまた、生活が変わろうとしている。求人を出している企業への応募だ。
障がい者枠で働こうとしている。
本当は働くのが嫌で、不安がいっぱいなんだけど。
これまでの就労は失敗続きで本当に苦痛だった。
せめてこれからの、障がい者としての就労は、幸先の良いものでありますように。